ひまわり@管理人『術後の妊娠日記』 
 『闘病日記2004年1月〜12月』の担当医との会話も同時に参考にしてください。

2004年
3月25日(木)
『妊娠決意』
 甲状腺の手術後(術後7ヶ月)、
 二人目の子供が欲しくてどうしてもあきらめきれなかった私。
 主治医にも妊娠が可能であることを確認したので、決意して排卵検査薬を購入。


4月1日(木) 『排卵』
 排卵検査薬を使い始めて7日目、
 毎回うっすらとは反応したのだが、今日は明らかにいつもより
 はっきりした線が出た!いつもの排卵よりちょっと遅れて、
 やっと排卵の時期になったようだ。


4月17日(土) 『妊娠検査薬』
 生理予定日。基礎体温は高温のまま。
 妊娠検査薬は生理予定日一週間後から検査可能と書いてあったけど、
 待ちきれず試してみた。
 ドキドキしながら見ていると、ピンクの線が出てきたではないか!
 検査薬の説明書をなんども読んでみる。
 『薄くても判定窓にラインがあらわれたら陽性です。』
 と書いてある 。
 「私、妊娠している!」すぐにパパにメールをした。
 パパの返事は「落ち着け」だった。


4月23日(金) 『陽性』
 もう1本残っていた妊娠検査薬を試してみた。
 濡らし終わったら1分待つと書いてあったが、
 1分待たなくてもあっという間に縦線があらわれた。
 やっぱり陽性だ!


4月27日(火)大安 (5W4D) 2ヶ月 『枯死卵?』
 産婦人科へ行った。胎嚢を確認。
 「でも週数のわりには小さいなぁ・・・これからなのかなぁ」
 と先生がつぶやいている。
 基礎体温表も持っていったので、それを見せると、
 「う〜ん、高温期も長いしなぁ」と首をひねっている。

 え〜っ!あまり良くないってこと???とたんに不安になった。
 「この袋の中に赤ちゃんが見えれば安心なんだけどね。
 年齢が高くなってくると枯死卵っていって
 卵が育たなかったりして赤ちゃんが見えないこともあるんだよね」と説明された。
 「最近は流産もとても多いですよ」などと言われた。

 まぁある程度は覚悟しておけってことだと思うけど、
 最初からそんなことを言われるとへこんでしまう。
 ちょっと落ち込んでいると、
 先生は「今からこんなこと言ってもしょうがないな、
 とりあえず予定日は12月24日だから。
 キリストの誕生かな」などと言って和ませようとしてくれた。

 去年、甲状腺乳頭がんで手術したことを伝えると
 「へ〜!よく見つかったね」「どうやって見つかったの?」「どこで手術したの?」
 などと色々聞かれた。そんなに珍しいのだろうか・・・
 「主治医は妊娠は大丈夫だと言ってるんでしょ。それなら大丈夫だよ」とのことだ。


4月29日(木) 『出血』
 夜中にトイレに行くと、少量の出血が・・・
 どうしよう出血しちゃった・・と青くなる。腹痛もあった。
 朝になってから産院に電話をして、
 出血したことを伝えるととにかく安静にしているしかないと言われた。
 今日は祝日で産院が休みなので、明日必ず受診するようにとのことだった。


4月30日(金) (6W1D) 2ヶ月 『流産の覚悟』
 産婦人科へ。
 前回より胎嚢は大きくなっているが、胎芽は見えず・・・
 出血は今の時期はよくあるそうだ。
 
 「赤ちゃんはお母さんの体にしてみれば異物なんだよね。
 異物を排除しようとする働きと留めようとする働きとで
 今が正念場ってところなんだな」と言っていた。
 
 でもやっぱりまだ赤ちゃんの姿は見えないのでなんとも言えない・・とのことだ。
 
 会計を済ませて帰ろうとすると、院長婦人が来て、
 とにかく無理をしないことですよと言ってくれた。

 てっきり慰めてくれるのかと思ったら、
 「胎嚢も前回より大きくなっているけど、 ちょっと形がいびつなのよね〜、
 まぁ私の息子も産婦人科医なんだけど、息子夫婦も流産を経験しているから、
 けっこうよくあることなのよ。生理くらいの出血があって
 
 『お魚みたいなの』が出てきたらすぐに電話して来てね。」
 
 びっくりした。なんでそんなこと言うのだろう!まだ分からないじゃない!
 無性に腹が立ってきた。

 ショックが大きくならないように覚悟も必要かもしれないが、
 私だけはお腹の赤ちゃんの生命力を信じてあげようと思った。
 そう思うことで、くよくよ心配していた気持ちがなくなった。


5月13日(木) (7W6D) 2ヶ月 『心拍確認』
 産婦人科へ。
 今日は赤ちゃんの姿が見えなければ流産が確定だろう。
 ひまりの時は6W3Dで心拍が確認されたのだから・・・
 万が一見えなかったとき、自分がどうなってしまうか不安だったので
 パパについてきてもらった。
 赤ちゃんが育っていることを信じていたけど、やはりドキドキした。
 
 超音波の画面を見た瞬間、「あっ赤ちゃんいる!」嬉しさでいっぱいになった。
 先生が「赤ちゃん大きくなってるね〜」と言ってくれた。
 そして真ん中あたりでピコピコ心臓が動いているのが分かった。
 「ほら、これが心臓だよ、動いてるね」と言ってくれたが、私は先生に言われる前に
 すでに分かっていた。
 動いてる!ちゃんと一生懸命生きてる!本当に嬉しかった。
 
 心拍が確認されたので、次回は母子手帳をもらって2週間後に来てくださいと言われた。
 診察室を出ると、パパとひまりが待っていた。
 超音波写真を見せながら説明すると、ほっとしたようだった。
 そのまま区役所へ母子手帳をもらいに行った。


5月27日(木) (9W6D) 3ヶ月 『染色体検査について』
 産婦人科へ。
 前回、1,5センチだった赤ちゃんは2,7センチに成長していた。
 今日は赤ちゃんがクニョクニョっと動くのも見えた。
 それを見た瞬間、とても赤ちゃんを「愛しい」と思う気持ちが溢れてきた。
 
 今日は血液検査をした。
 甲状腺のことも心配だったので、「甲状腺が正常かどうかも調べてください」
 とお願いした。
 すると、「去年手術したんだもんね。それじゃそれも調べておきましょう」と言ってくれた。
 「甲状腺が正常じゃないと赤ちゃんにどんな影響が出るのですか?」と聞くと
 「流産、早産が多くなるね」「染色体異常は全然関係ないよ」
 「でもこれまでの経過が順調ならば大丈夫でしょう」と言っていた。
 
 最近、朝起きると手がむくんでいるのだが、そのことも聞いてみると
 「今はしょうがないね〜」とあっさり。。。

 35歳なので、染色体検査も気になる。
 羊水検査まではする気にならないが、トリプルマーカーやクワトロテストという
 検査について聞いてみた。
 あくまでも確定診断ではなく確率だから、かえって不安になる人もいるとのことだ。
 いちおうその検査はその産院ではやっていないので、別の病院に紹介状を持って
 検査してもらうようになるそうだ。
 パパに相談すると「ぜひ検査してもらえ!」とのこと・・・
 検査は15Wにするそうなので、まだ日にちがあるが紹介状を書いてもらった。
 
 本日かかったお金は21500円。血液検査があったとはいえ、
 なんでこんなに高いのかな〜
 
 次回は1ヵ月後に行く。
 次はお腹からエコーで見れるので、だんなさんも一緒にどうぞ〜と言われた。
 またついてきてもらおう。


6月24日(木) (13W6D) 4ヶ月 『性別はまだまだ』
 4週間ぶりに産婦人科へ
 普通の妊婦検診をし赤ちゃんの心音を聞いた。
 「ドクドクドク」とひまりのときにも聞いた懐かしい音だった。
 
 今日は経腹エコーだった。
 パパも一緒にエコーの画面を見た。
 赤ちゃんらしい形になっていて、手も足も見えた。
 足を伸ばしたり、腕を動かしていた。
 その姿がとてもかわいくて涙が出そうになった。 
 パパは気が早く、性別はまだですか?などと聞いて先生と看護士さんに笑われていた。
 
 前回の血液検査の結果は問題なかったそうだ。
 甲状腺の機能も異常なしだった。
 次回はまた4週間後に行く。
 
 帰りの車でエコーの写真を見ながらパパと「赤ちゃんかわいかったね」と話した。
 パパもエコーを見て「赤ちゃんがいるって実感した」と言っていた。
 その言葉が嬉しくて泣いてしまった。。。
 
 
7月20日(火) (17W4D) 5ヶ月  『風邪ひいた』
 ひまりを幼稚園に迎えに行って、そのまま産婦人科へ。
 分娩があったようで先生はとても忙しそう・・・
 汚れた白衣のまま診察室にやってきて、「あ〜ちょっと汚れすぎてるから着替えてくる」
 と行ったり来たりしていた。
 
 心音の確認では、なかなか赤ちゃんの心臓の位置が分からなくて心音が聞こえない・・
 赤ちゃん、大丈夫なんだろうか・・・と一瞬不安になった。
 やっとドクドクドクと聞こえてホッ。。。先生も「ごめんごめん」と言っていた。
 
 超音波では、「性別分かるかな〜」と先生は一生懸命見てくれたけど、
 やっぱりまだ早いようで分からなかった。来月は分かるかもとのことだ。
 ひまりがいたので「最初が女の子なら、今度は男の子が欲しいかな?」
 と言われたけど、私もパパもどちらでもいいと思っている。
 元気でいてくれれば、本当にどちらでもいいのだ。

 ひまりの風邪がうつってしまった私は、鼻水が出て頭がボーっとして
 ちょっと辛いのだけど、今は薬を飲むことは良くないので
 ゆっくり寝て、栄養をとって治すしかないと言われた。
 
 トリプルマーカーの検査をしようと思って、紹介状まで書いてもらったのだが
 色々考え悩んだ結果、検査はしないことにした。
 もしも結果が良くなくて、羊水検査をして、またその結果が良くないものだったら
 私はお腹の子をあきらめることができるだろうか・・・
 考えた結果、私は今お腹の中で元気に生きてる赤ちゃんを殺すことはできない
 と思った。
 ダウン症だけが障害ではないし、他の病気を持っているかもしれない・・・
 それでも私たちのところに来てくれた赤ちゃんを受け入れようと思った。

 とにかく今は、元気で無事に生まれてきてくれることを願うばかりだ。


7月22日(木) (17W6D) 5ヶ月 『胎動』
  
 今日は水天宮へ安産祈願に行ってきた。
 本来なら戌の日に行くものだが、パパのお休みの関係で、大安の今日にした。
 戌の日なら長蛇の列になるのだが、今日はガラガラ。
 スムーズにお参りができた。

 今日の朝、初めて胎動らしいものを感じた。
 今までなんとなくこれは胎動かな〜と思うものはあったけど 
 今日ははっきりと動くのが分かった。
 パパに話すと「今日、水天宮に行くの分かってるんだな・・・」なんて言っていた。
 
 胎動があると赤ちゃんが元気であることが分かるので嬉しい。


7月29日(木) (18W6D) 5ヶ月 『水っぽいおりもの』
 最近、水っぽいおりものが多くなってきた。
 ネットの相談コーナーなどで調べてみると、破水との区別がつきにくいので
 病院へ行ったほうがいいと書いてあった。
 明日から盛岡に行く。心配したまま行くのは良くないので
 産婦人科へ行ってきた。

 破水していないかどうかの検査をしてもらうと、どうやらただのおりものだったようだ。
 この時期はおりものも増えてくるそうだ。
 「おりものと破水の違いを見分けることはできるんですか?」と聞いてみると
 「たしかにちょろちょろ羊水が出てくる破水もあるけれど、
 おりものより量がもっと多いから」と言っていた。
 赤ちゃんの心拍数も『150』で問題ないそうだ。
 旅行の件も「止める理由は何もないなぁ」と笑っていた。
 
 ふ〜、これで安心して盛岡に遊びに行ける。。。
 
 
8月20日(金) (22W0D) 6ヶ月 『性別判明!』
 パパが会社から帰るのを待って、一緒に産婦人科へ。
 今日は性別が分かるかもしれないとちょっと期待して行った。
 
 パパも一緒に部屋に入って、エコーの画面を見ると
 先生に説明されなくても「付いている」のが分かった。
 先生は「あれれ〜なんか付いているね〜男の子だね」
 どちらでもいいと思っていた私だが、次も女の子のような気がするなと
 勝手に思っていた。パパもそうだったらしい。
 なのでちょっと驚いた。自分が男の子を産み育てるということが
 全然想像できない・・・
 
 家に帰ると早速パパは名前を考え始めていた。
 女の子の名前は絶対私が決めたいと思っていたが、
 男の子の名前は全く浮かばないのでパパにお任せしようと思っている。
 でもパパが考える名前はちょっと変わっていて変なのばっかりで
 私が納得するのがない・・・産まれるまでに決められればいいが・・・
 
 ひまりはお腹の子は「女の子」と断言していたが
 ひまりの予想は見事にはずれた。
 「男の子だったよ」と話すと「やだ〜!!!」と騒いでいたが
 最後には、仕方ない・・・という感じで納得したようだった。


9月14日(火) (25W4D) 7ヶ月 『逆子!&お腹かゆい!』
 今月の検診は今週の金曜日頃で良かったのだが
 お腹に湿疹ができてしまって痒くてたまらないので
 ちょっと早いが産婦人科へ行ってきた。

 私のお腹を見るなり看護師さんは「あら〜真っ赤だわ〜」とビックリしていた。
 産婦人科でも薬は出せるけど、皮膚科のほうが専門だから
 皮膚科に行ったほうがいいと言われた。
 
 エコーでもう一度性別を確認したのだがやはり「付いている」そうで
 男の子は間違いないようだ。
 赤ちゃんの頭は6.6センチで、いつの間にか逆子になっていた。
 でも今回も帝王切開とほぼ決まっているので逆子でも問題ないそうだ。
 胎盤の位置もちょっと低目と言われたのだが、今日確認したら
 だいぶ上のほうになったので大丈夫とのことだ。

 産婦人科のあと、さっそく皮膚科へ
 「これは痒そうだね〜」「お腹が大きくなると皮膚が引っ張られて
 湿疹ができちゃう人がいるんだよね」と言っていた。
 ひまりを妊娠した時はこんなのまったく出来なかったのになんでだろ〜
 塗り薬をもらって帰ってきた。

 帰ってきて早速ネットで調べたところ、『妊娠性痒疹(ようしん)』らしい。
 これは原因不明で産後まで続くと書いてある。
 出産後は速やかに治癒してるらしいのだが、
 出産までこのかゆみに耐えられるだろうか・・・・・・(悲・辛)
 
 
9月16日(木) (25W6D) 7ヶ月 『大学病院・検診』
 大学病院の定期検診だった。
 前回の血液検査の結果は問題なかったが、これから出産までの間は
 毎月病院に来て血液検査をするように言われた。
 お母さんの甲状腺の機能が悪くなると赤ちゃんの甲状腺の発育が悪くなったり、
 クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)になったりするそうだ。
      
 基本的に甲状腺ガンは妊娠に影響しないのだけど、
 機能のほうはちゃんと見ていかないと赤ちゃんに出てしまうとのこと。


10月5日(火) (28W4D) 8ヶ月 『逆子がもどる(^^)』
 今日は産婦人科の検診日。
 ちょっと前まで、しゃっくりのような胎動をおへそのあたりで感じていたのだが
 おとといくらいにはお腹の下の方で感じるようになり
 もしかして逆子が直ったのかな?と思っていたら
 今日の検診でちゃんと頭が下になっていることが分かった。
 
 赤ちゃんの頭の大きさは7.6センチ。推定体重は1446グラムだった。
 帝王切開なので、予定日の2週間前の12月10日前後にやりましょうとのこと。
 次回の検診は2週間後になった。

 産婦人科の先生は、私のお腹を見るたびに
 「あれ〜前回、帝王切開だったの?じゃあ今回もそうだねぇ・・」と毎回言う。
 なんで帝王切開だったのかとか毎回同じことを聞かれる・・・
 そろそろ覚えて欲しいなぁ・・・


10月19日(火) (30W4D) 8ヶ月 『また風邪ひいた』
 4週間おきだった検診が2週間ごとになった。
 先生は私のお腹を見るなり、「あれ〜前回帝王切開だったの〜?」とまた同じセリフ・・・
 毎回同じセリフなので今日は笑いそうになってしまった。
 看護師さんが「先生!その方は12月9日頃に帝王切開が決まってるんですよ」と言うと
 先生は「あっそうかそうか・・・」・・・って先生〜カルテとかちゃんと見て欲しいな〜
 
 今日は通常の妊婦検診と2回目の血液検査をした。
 エコーは次に来た時にしましょうということで、赤ちゃんの姿を見ることはできなかった。
 帝王切開のときの麻酔は半身かと思っていたら、全身麻酔だそう。
 ひまりのときは緊急で全身麻酔だったので産声は聞けなかった。
 今回は半身麻酔で赤ちゃんの産声が聞けるかと思っていたのに
 全身麻酔なら、また産声は聞けないや・・・ちょっと残念。。。

 ひまりの風邪がうつってしまい、咳と鼻水でかなり辛い状態なのだが
 栄養あるもの食べて、水分をたくさん取って休んでねと言われるだけで
 やはり薬のようなものは出してくれなかった。我慢して乗り切れということなのね・・・
 インフルエンザの予防接種をしたほうがいいのか聞いてみると
 「ダメダメ〜!妊娠してるからだめだよ」と言われた。
 医師によって、接種してもいいと言う人と、ダメと言う人がいるようで
 私のとこの先生はダメというので従おう。
 

11月4日(木) (32W6D) 9ヶ月 『貧血』
 木曜日だけはいつもの院長ではなく、院長の息子と思われる若い先生が担当なのだ。
 若先生のほうがとても丁寧親切なので、個人的にはこちらの先生のほうが好きである。

 前回の血液検査の結果、貧血であることが分かった。
 ひまりのときもこの時期は貧血になり鉄剤を飲んだので、またか・・という感じ。
 ピジョンの『葉酸プラス鉄』を毎日飲んでいたのに、それでも貧血か〜
 でもたしかに最近ちょっとフラフラしたり疲れやすかったなあ。
 
 今日はパパと一緒だったので、超音波も一緒に見ることができた。
 いつもの院長は診察が早くて、話もあまり聞いてくれないけど
 今日の若先生はじっくりと超音波を見せてくれて、説明してくれた。
 脳や心臓、内臓など特に心配なところはなさそうだ。良かった。。。
 推定体重は2200グラムだった。
 お顔も見れるかなぁと先生は頑張ってくれたけど、はっきりと見えなかった。
 でも顔の近くで手をもぞもぞ動かしている姿が見えて、とてもかわいかった。
 なぜか「おちんちん」だけははっきりと写るらしく、今日の超音波写真も「おちんちん」
 おちんちん写真ばかりが増えている・・・


11月18日(木) (34W6D) 9ヶ月 『大学病院&産婦人科』
 今日は午前中は大学病院に行って、先月の血液検査の結果を聞いた。
 甲状腺ホルモンのほうは正常で問題なかった。
 母体の甲状腺ホルモンが減ってくると、甲状腺刺激ホルモンがたくさん出てしまって
 赤ちゃんの甲状腺もその刺激を受けてしまい、『クレチン症』になったり
 逆に母体の甲状腺ホルモンが多すぎると、赤ちゃんは甲状腺クリーゼになってしまう
 ことがあるということだ。
 
 私よりちょっと年上の方で、やはり甲状腺がんの手術後に妊娠している方が
 通院しているそうなのだが、産婦人科の先生が怖がってしまって大学病院の産科に
 行ってくれと言われてしまったそうだ。
 あなたの行っている産婦人科の先生は大丈夫か?と主治医は心配してくれた。
 私が通っている産婦人科の先生は「甲状腺の主治医が大丈夫と言ってるんだから
 大丈夫でしょう」と言ってますと言うと、主治医は笑いながら「私は甲状腺の数値しか
 診てないんだけどね〜」と言っていた。

 今日も血液を検査をしてもらい、結果は1週間後にまた聞きにいく。
 その結果が問題ないなら、たぶん出産まで大丈夫だろうということだ。

 午後は産婦人科へ
 今日は通常の妊婦検診だけで、エコーはやらなかった。
 腹囲が異常に大きいのでびっくりしてしまった。
 ひまりを妊娠したときの臨月のときよりもさらに上回っているのだ。
 二人目だと一度お腹が伸びているので、大きくなりやすいのだろうか?
 今日も鉄剤をもらい、今度は2週間後行く。


11月25日(木) (35W6D) 明日から臨月 『大学病院』
 先週の血液検査の結果を聞きに、大学病院へ。
 TSHは1.658で問題なかったので、出産まで大丈夫でしょうとのこと。
 
 出産後にホルモン値が急に変化したりすることはあるんでしょうか?と尋ねると
 「それはあんまりないよ〜、でも変化したとしてもあなたの命にかかわることはないから
 大丈夫だよ。それよりも今は赤ちゃんに影響出ることが心配だったから、
 頻回にきてもらって、血液検査したんだよね」と言っていた。

 次回は来年の2月でいいそうだ。
 出産頑張ってね〜と励ましていただいた。。。


12月2日(木) (36W6D) 臨月 『最後の検診』
 産婦人科へ 
 妊婦検診は今日が最後だ。来週はいよいよ入院、出産となる。
 私の体重は妊娠前より7キロ増。ひまりのときは8キロ増だった。
 赤ちゃんの推定体重は2600グラムになっていた。「まぁ普通でしょう」とのこと。
 
 今日はエコーで赤ちゃんの顔を見せてくれた。
 3Dとか4Dじゃないフツーの超音波なので、顔もなんとなーくしか分からなかったけど
 先生は
「ちょっとガイコツみたいだけど」と言って、
 その赤ちゃんの顔の超音波写真をくれた・・・
 
 確かにガイコツみたい・・でも目のところが黒くなっていてパンダみたいにも見える。
 パパに見せると 「なんでこんななんだよ〜」と一言。。。

 入院は手術前日の水曜日になる。今からドキドキだ・・・
 無事に生まれてくれることを祈るばかりだ。


12月8日(水) (37W5D) 入院 『出産前日』
 午前10時頃、パパとばあばに付き添ってもらい明日の出産の為、入院をしました。
 しかし、まだ面会時間ではない為2人はすぐさま帰されてしまいました。
 この時からこの産婦人科の融通の利かない悲劇が待っていました。

 早速パジャマに着替え、剃毛するために分娩室へ行った。
 痛いし、恥ずかしいし・・・剃ったところがヒリヒリした。 
 それが終わると下剤を飲まさせれた。
 お昼の食事をして、その後は水分のみ。しばらくご飯は食べられないよ〜
 今日は何時に寝てもいいと言われた。
 心を落ち着かせる為にクラシックのCDを聴きながら、母としての決意を思い
 元気で生まれてくるように願った。
 
 甲状腺の手術とは違って、命の誕生だけに感慨深いものがある。
 大きなお腹も、この胎動もあと少し。
 ちょっと寂しい気もするが、もう少しで会えるんだな。


12月9日(水) (37W6D) 出産 『ついに生まれました!』
 今日はいよいよ出産当日。
 朝、浣腸をし、点滴をし、抗生剤のテストなどをした。
 パパが来てくれて、手術の時間までたわいのない話をしていた。
 手術は12:40頃と言われていたのに、12:30になると看護師さんが来て
 「ちょっと早いけど、手術室行きますよ〜」と声がかかる。
 えっもう!と思いながら慌てて手術室へ向った。
 院長婦人が私の手を握り、手をつないで「みんなにこうしてあげるのよ」と言っていた。

 手術室で素っ裸になり、手術台へ。
 もう緊張でドキドキである。
 お腹を消毒され、どう尿の管を入れられ(痛かった)、ひんやり寒かったので
 緊張と寒さで体が震えてきた。

 筋肉注射を打たれ、足や体にカバーがかけられると怖さと緊張がピークに!
 赤ちゃんが眠ってしまうといけないので、麻酔はお腹を切るぎりぎりまでしない。
 意識がはっきりの中で色々準備している音は恐怖の何ものでもなかった。
 
 点滴から麻酔を入れられるといっきに目がぐるぐる回って、意識がなくなった。
 ぐるぐるの中を落ちていくような感じで、とっても怖い感覚だった。

 PM12:56 誕生!
   
 「2808グラムよ!」という声が聞こえて、意識が戻った。
 私の意識が戻る間に、パパは赤ちゃんと対面していたようだ。
 
 無事に生まれて良かった。私も意識がちゃんと戻ったし。
 ほっとしたのだけど、帝王切開後の最初の感想は「もうお産はいやだ・・」だった。
 
 その後も傷の痛みと後陣痛の痛みで本当に苦しかったけれど
 無事に生まれてくれてとても幸せだと思った。
 それを思うとこんな痛みには絶対負けない!ママは頑張るからね!と思えた。

 名前は『太陽』と命名。みんなの心を明るく元気にしてあげられる人に育って欲しい。
 出生届は役所が産院の向かいにあり、
 パパが出産当日にすべて手続きを済ませていました。早すぎ!(笑)


12月18日(土) (生後9日) 退院 『感想・ほか』
 11日間の入院生活を終え、院長を始め、
 皆さんに送られて無事に赤ちゃんと退院しました。


 入院の感想ですが、とにかくこの産院は施設が悪く、水道のお湯も1個所しか出ず、
 ママさんのシャワーも無く、洗濯機もありません。
 10日間衛生的にストレスを感じました。
 他のママさん達も早く出たいと言い、産後4日間で退院した人もいます。
 赤ちゃんの体重計もデジタルではなく、なんと分銅を使った昔の秤(はかり)です。
 オムツも紙おむつでなく布のオムツでした・・・・・・
 
 肝心の費用ですが、な、なんと・・・550,000円もかかっています!
 驚いたってモンじゃないです! 何故そんなにかかるのか?
 前回の帝王切開は里帰り出産だったのですが、330,000円でした。
 しかも設備は今回の産院よりはるかにいいのです。
 そこが安すぎるのかもしれませんが、そんなに変わらないんじゃないかと
 勝手に思っていたのが間違いでした。
 
 帝王切開ですので社会保険の高額医療請求をする予定ですが、
 領収書(手書き)を見る限り、対象額も9万円しかなく
 分娩費は対象から外れていました。 
 社会保険事務所で問い合わせた所、個人医院や小さな所は利益を上げる為
 社会保険適用額を下げている。と言われ損をした気分です。
 戻り額を概算で聞きましたところ、2万円前後になるそうです。
 
 産後は育児以外で悶々としていましたが、予め調べていなかったせいです。
 高い授業料でした。
 

2005年1月11日(土) (生後1ヵ月2日) 1ヵ月検診 『異常なし』
 今日は太陽の1ヶ月検診に行ってきました。
 体重は4175gになっていました。(生まれたとき2808g)
 身長も5cm伸びていました。

 一番気になっていた先天性代謝異常の検査も 『異常なし』でホッとしました。
 これだけ体重が増えていれば合格ですねと 先生が言ってくれて嬉しかったです。

 先生は太陽の顔を見るなり
 「この子はタレ目で目がまん丸だね〜」と笑っていました。
 太陽の目はパパ似です〜

<以上、ひまわり妊娠日記を閲覧していただきありがとうございました>